建築

この建物について

[ メキシコのククルカンと呼ばれるピラミッドです。羽の生えた蛇と言う意味だそうです。名前の通り最下壇の部分に蛇の頭の彫像がおかれています。エジプトのピラミッドとは見た目がかなり違うしサイズ(底辺55m、高さ約24m)もだいぶ小振りです。マヤ人…

仮囲いとリサイクル

自転車で帰宅途中に銀座で見かけたビルの工事現場の仮囲い。 街中で見かける工事現場の仮囲いは、大抵は白い鉄板だけですが、ここでは仮囲いの一部を透明な箱にして、工事中にでるリサイクル可能な廃材を10種類に分別して透明の仮囲いの中に入れていっている…

豆々建築知識

[ フラッシュって? ほかの分野でフラッシュと言えばカメラのストロボだったり、ポーカーの役だったりしますが、建築の分野では芯材に合板などを接着して箱状の一枚板のように仕上げた部材の事を言います。フラッシュ戸とはまさに箱状に組んだ戸の事で、現在…

外から見る窓

新宿の都心にある病院にお見舞いに行く機会がありました。その部屋の大きな窓からは、普段下から眺めるだけの高層ビルの窓を同じ高さから眺めることができます。予想外にその距離が近く、オフィスビルで会議中のサラリーマンが見えたり、ホテルの客室の障子…

スタジオ建設工事見学

:H150 先日、今年3月完成するフジテレビの臨海副都心スタジオ(仮称)の設計・施工の鹿島建設株式会社より許可を頂き工事中の現場をスタッフ一同で見学させて頂きました。 7階建てとのことですが、スタジオ施設(メインのスタジオ部分は2階建て)だけあっ…

ポンプ車

ミキサー車から生コンを流し込まれている車(機械)は一体なんでしょう?これはポンプ車といって生コンを目的の位置まで運ぶ為の機械です。生コンは見た通り流動体でとても重く、しかも生ものなので賞味期限があり一定の時間内に打設を終わらなければなりません…

裏口ですが・・・

国立西洋美術館の搬入口の門扉です。建物の裏手にあるのですが、シンプルでありながら、そっけないわけでもないデザインに目を惹かれました。正面からも歩きながらも、見られることを意識したデザインになっています。シンプルで美しいものは、単純な部材を…

オフィス街流行り建築

事務所ビルが立ち並ぶオフィス街では細長い直方体を斜めにスパッと切ったようなビルが多く見られます。そのようなビルが仲良く肩を並べて立っているところもあります。これらのビルを形づくっている斜線は法規で決められた建物の高さ制限がそのまま現れてい…

建もの散訪

:W150 人も十人十色と言われるように建物もやはり十棟色々!?です。町を歩いていると個性的な建物に出会いますが、先日こんな小さな建物に出会いました。しかも2階建てです。階段はどうなっているのだろう・・・?1階は元々は店舗だったのだろうか?だとすると…

防犯対策(簡易版)

窓における防犯対策は、防犯ガラス、防犯フィルム、厳重な鍵、雨戸、シャッター、等々様々な方法があります。開口部の機能やデザイン、予算を考慮して、最も妥当なものを選ぶことになります。写真は、あまり景色を楽しむ必要のない窓につける結設計オリジナ…

動物達にかこまれて

:W50トランシット トラロープ 一輪車 サッシアンカー 建設現場にはいろいろな動物が潜んでいます。迷い込んだペット達ではなく一緒に仕事をする大切な仲間です。今回は一部の仲間をご紹介します。 『トラ』・・・"トラ持って来い"といわれた場合、連れて来るの…

「夏ツタ」の思い出

緑に覆われ、少し前の宮崎駿アニメに出てきそうなこの建物は、登呂遺跡の敷地に建つ芹沢美術館(設計:白井晟一)。外壁を這う「夏ツタ」は、吸盤のある「巻きひげ」で塀や壁をよじのぼる性質があるそうで、荒く積まれた割り肌の御影石もツタを這わせる事を…

夜のビニールハウス

夜中、自宅への帰り道にビニールハウスが建ち並ぶ前を通ります。暗い夜道で街灯の反射光で光るビニールハウスは、昼とは違って意外にも格好良く目を留めてしまいます。建材は鋼管とビニールのみ、形は雨水の排水のための切妻屋根、当然ながら庇も軒も無し、…

魔法の手

「棚一枚追加ね!」と言えば、竣工時そこには当り前の様に望み通りの棚が付いています。図面上でもマウスでカチカチとすれば思い通り棚の完成です。しかし、現場の大工さんは違います。上の写真は何でしょう?実は棚板を支えるダボと言う金物です。可動棚の…

昼休みにふらっと皇居に行ってきました。梅雨も明け、蝉の鳴き声も全開でした。蝉の声は明らかに内堀通りを歩いている時の車の騒音よりも音量は大きいのですが不思議と人の話し声は容易に聞こえてきます。思えば、ちょっとしたエアコンの音で人の声がとても…

ここはどこでしょう?

[:W150] [:W150] 茅葺の大屋根にワラ入の土塀。風情ある郊外の史跡?実はここ、世田谷区深沢の住宅街なのです。先月完成した住宅がこの近くにあり現場も完成近くになった頃に、自転車を購入した事もあって現場の周辺をウロウロ散策していたところ、この建物…

ぶあいそう

旧白州邸 武相荘に行ってきました。ちょうど雨がやみ建物も庭もしっとりとしてなんとも言えない雰囲気です。この辺りに点在していた農家を購入し、修理して移り住んだと言う事ですが建物は自然と住まう人の人柄を纏って独特の性格を帯びているように感じます。…

格子の魅力

鎌倉を散歩中、思わず立ち止まって見とれる素敵な格子戸の家を見つけました。設計中の住宅の土間に格子戸があるせいか、歩いていて良さそうな「格子」を見かけると、離れて眺めてみたり、近づいて測ってみたりしてしまいます。街中で目につく格子といえば、…

防音シートがつくる風景

現在、事務所のあるマンションの隣では古い木造の家屋が取り壊され、新しいマンションが建設されています。あたりを見渡せば、日本橋では最近解体・新築工事があちらこちらで見られ、オフィスビル、マンションに並び、防音シートもこの街の風景の一つとなっ…

木を探す

現在工事中の物件の表札に使おうと思っていたハラカンダ(ブラジリアンローズウッド)が、なんと1992年にワシントン条約により原材が輸入禁止になっていたことを今更知りました。ギターによく使われていたのでそれほど珍しい物だとも思っていなかったのです…

左官教室

スタッフ全員で外壁の左官材屋さんの会社を訪問しました。 骨材入カラーセメントの掻き落しや櫛引きを実際に体験。 コテの返しが難しい…。櫛目を出す加減もなかなか…。 職人さんの技を身をもって経験する機会になりました。 東京壁材さん、いつもありがとう…