2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

房総・岬の家

結設計のホームページを更新しました。設計事例に「房総・岬の家」を追加しました。房総九十九里の海を見下ろす丘の上に建つ住宅です。パノラマに広がる海の景色をどのようにして室内に取り込むか、変形の敷地をどう生かすかをテーマに計画を始めました。海へ…

欲と人格とルール

先日、友人の引越しを手伝う機会がありました。家具選びからの参入で、何も無い部屋に入った時に隣の部屋から聞こえてきたのは用足しの音。どうやらクローゼットと隣のトイレが隣りあっていて、その部分の間仕切りは石膏ボードすら張られていない模様。本来…

鉄の鶴

最近、東京の町で大型のクレーンをよく見かけます。 クレーンのシルエットをみていると違うものに見えてくることがあるのですが、クレーンという言葉自体が、すでに鳥の「鶴」のことだったのです。最近知りました。 英和辞典を引くとたしかに、CRANEは、「鳥…

海辺に建つ家

今日も気温が上がり事務所から近い人形町付近の桜もほぼ満開です。満開といえば3月半ばに行った館山も菜の花が満開でした。館山へは知人の案内もあって女優の高樹沙耶さんの新築住宅を見学しに行ってきました。「あたりまえの家」をつくろうというコンセプ…

世間の景気は悪い方がいい

ここ1,2カ月工事見積もりが予想以上に高く出て来てしょうがありません。設計が悪いからといわれそうですが通常とあまり変わらない仕様なのに高めに出てきます。 数年間の原油高が様々の製品と輸送費の値上げを促し、それと景気がよくなって行きそうな雰囲…

京都へ…。

行ったのではなく、行きたいなぁという話題です。むかし仕事の関係で神戸に住んでいた頃、毎週のように京都か奈良に出掛けていました。お気に入りは京都の正伝寺・円通寺、奈良は飛鳥の町と山の辺の道です。今年こそはと思いつつ、ずいぶんご無沙汰している…

居心地のいいキョリ

自宅のリビングダイニングには、部屋の中央にむかって1メートルほどの耐力上必要な壁が突き出ています。ソファを置くにも、庭とのつながりにも、部屋全体にはとても邪魔な存在です。ただ、その壁際のスペースに限って言えば、日当たりもよく長椅子を置くに…

すむ

最近「すむ」という言葉について本でおもしろいことを知りました。 「すむ」という言葉には、住む、棲む、栖む(居住を定める)、澄む、清む(濁りがなくなる)、済む(事が終わってすべて澄む)などの字があてられますが、それらは同根で、あちこち動き回る…

桜開花

先日東京で初雪が観測されるなどまだまだ寒く春の実感がありませんが、ラジオで桜が開花したとしきりに流れていたので、近くの浜町公園まで様子を見に行って来ました。どうやらここはまだ咲いておらず週末位になりそうな感じです。浜町公園手前に桜並木の歩…

街灯に出会う

遅い初雪の夜、いつもの駅を降りると突然この異様な街灯が目に飛び込んできました。何度もこの駅で降りたことがありますが、こんなファンシーなものがあることに気が付かずにいたとは驚きです。町を照らすというよりはそれ自身がただ光りたくて光っているよ…

コンテナの美術館

1/29でスタジオ建設見学で臨海副都心に行ったときに東京テレポート駅前にコンテナを交互に積み上げた建設中なのか解体中なのかわからない建築物があり、気になっていました。この建築物は、ノマディック美術館という移動式仮設美術館で、設計は建築家の坂茂…

「雨呼んで地を固めるのです」

[ [ [ 3月初めに「荒川沿いの家」(仮称)が上棟しました。当日は朝から良く晴れ、降水確率も0%。まさに上棟日和。今日こそジンクスが払拭されるか!?そのジンクスとは・・・。 今回の工務店さんとは3年前に「蓮田の家」(結設計HP参照)で初めて一緒に…

サイボーグ人間になった。

技術の進歩はとどまるところを知らない。 建築では建物を大地に結びつけるため鉄筋(鉄の棒)ボルトを基礎コンクリートの打設時に埋め込んで硬化後その上に木の土台を載せ、貫きナットで固定する。かつてはその鉄筋を埋め込んでおかないと後からではボルトの確…

この建物について

[ メキシコのククルカンと呼ばれるピラミッドです。羽の生えた蛇と言う意味だそうです。名前の通り最下壇の部分に蛇の頭の彫像がおかれています。エジプトのピラミッドとは見た目がかなり違うしサイズ(底辺55m、高さ約24m)もだいぶ小振りです。マヤ人…

旅の写真

昔の旅行の写真を見ていました(・・ブログのネタ切れで?)。旅の直後に撮った写真をみると、その場所でうけた感動が強烈だったせいか、腕前のせいか、想像したとおりに撮れていないことがほとんどでいつもガッカリしてしまいます。ただ、時間が経って改め…

鶴のような

写真は現在進行中の現場の天井下地を写したものです。この計画はいくつかの経緯を経て、天井が曲面となっています。その下地は約4m近い長さの巻物のような原寸図を起こしてそれに合わせて大工さんが加工していくというもので、材を継いだ部分がちょうど頭…

現場アイテム2

現場、事務所問わず常に持ち歩いているものでシャープペンシルがあります。現場での打ち合わせでは、口で説明するよりも図や絵で説明する方が正確に相手に伝わりやすいので書く物は必須です。図を描いても、もっとこうした方が良いなどと話が展開していくの…

降りる

公道を走れない重機はトラックに運ばれてきます。で、上の写真はトラックから降りるところです。ショベルをつっかえ棒にしながらゆっくりと降りていく様を見ているとほのぼのします。ところでこの運んでくるトラックが道路状況によっては現場まで入れないこ…

天井の野縁組

湘南の家の天井の野縁組工事が始まりました。野縁というのは、天井板などを張るための下地の骨組のことです。 この天井は、一般的な水平天井と違い、屋根勾配と同じ勾配の天井になるので、野縁も斜めに上がっていく様になります。 少しずつ出来上がる空間が…

花の品格・・・

昨日は初夏を思わせるような陽気。花粉症なので恐る恐る窓を開けると風に乗ってジンチョウゲの甘酸っぱい香りがしました。穏やかな外の天気を横目に自宅のPCで仕事(いわゆる残業)をするも桜前線が気になり(腰痛も限界にきて)夕刻前に近所の砧公園まで行…

皆でやれば怖くない?

現場の帰り千葉ニュータウン中央駅から電車に乗って考えさせられた。 この北総線は料金の高いので有名だ。三つの駅乗るだけで500円越す。よそならせいぜい200円かな。料金が高いから皆乗りたがらない。客が乗らないから走らせる本数がすくない。本数が少ない…

北浦和の家

結設計のホームページを更新しました。設計事例に「北浦和の家」を追加しました。住宅の密集した台形の敷地をどう生かすかが設計のポイントとなりました。使いにくい台形の鋭角部を吹き抜けの角に持ってきて全面ガラスとすることにより道路に対して抜けの良い…