個と個、内と外を繋ぐもの

先月の「扇居」訪問の後、建主さんに案内して頂いて、故・宮脇檀氏がマスタープランを手掛けた3ヶ所の住宅区画を見学しました(つくば松代・吾妻・二の宮)。単調で閑散としがちな分譲住宅地がコモン(共有)スペースによってまちなみに変化が起こり、コモンという「間」で人と人が繋がる。各住戸アプローチ前のコモンに植えられた各々異なるシンボルツリーは内と外との境界を曖昧にして各々を繋ぐシンボルとしての意味を感じました。
学生時代に参加した岐阜の住宅区画コンペで「コモン」の考え方を計画コンセプトに組み込んだ経験があったので今回の見学は大変興味深く、実例を体験できた意味はとても大きなものでした。建主さん、冷たい雨の中お付き合い頂き大変ありがとうございました。(中嶋)