鎌倉の夏

夏です。そろそろ花火の季節ですね。今週初めに鎌倉の現場が上棟しました。建て方の時はそれぞれ別の現場を抱えた大工さんが自分の現場を離れて集まります。夏空のもと、総勢8名の大工さんが息を合わせて組みあげていく様は感動的でした。その様子を道路から見ていたら近所のおばあさんが出て来られて暫しのあいだ鎌倉談議。今年、鎌倉の花火は8月11日(月)だそうです。
翌日は屋根の断熱パネルの建て込み。夏の陽射しがジリジリ肌を突き刺しますが屋根の上は海風が心地良く吹き抜けていきます。屋根の上は眺めも中々です。
[ 「あっちが八幡さんかねぇ。」「いや、あっちじゃねぇか?」
[ ほらほら、大工さん。そんなこと言ってる間にパネルが飛んできましたよ。頭上注意です。
[ 自然と役割分担。順調に作業が進みます。
[ そして完成。完璧の出来に皆、満足気味。お疲れ様でした。
[ 花火のように色鮮やかなガクアジサイは6月半ば、基礎工事の頃の鎌倉にて。
[ ・・・寄りはちょっとピンボケ。
鎌倉の現場は年内完成予定。今年の夏は蝉と鳶の鳴く自然豊かな鎌倉で「夏」を満喫できそうです。(中嶋)


暑い日が続いてますね。夏といえば海、ということで、最近立て続けに海に行ってます。北海道にいたころは海といえば漁!という感じでウニやらナマコやら沢蟹やらを採って食う(一応地元漁師の許可を得てです)のが醍醐味でしたが、こちらに来てからは、脱げない体型になってきたこともあり、今のところ見るだけに留まっています。それでも先週末に行った江ノ島は海水浴場あり、水族館あり、観光散歩道あり、シラス丼とビールもあり、と海に入らずとも一日飽きずに飲み続けられるという非常に良いところでした。さらに江ノ島では釣具を貸してくれるところもあるので、いつかは自給自足バーベキューに挑戦したいと思います。
まだ夏は始まったばかりで、これからさらに暑くなるのでしょうが、皆様冷房をかけすぎて風邪などひかぬようお気をつけ下さい。(柳本)

いつぞや

昨年10月から事務所のマスコットとして成長を続けている「黒松」。”スタッフに癒しを…”と育て始めたのですがあまりに成長が鈍くなり、ブログ上から姿を消してからはや半年。一応現時点でその雄姿をお披露目致します。

半年前の写真だと思われるかも知れないのでアップでも撮影しました。

松はやはり松。しっかり松葉となっていますが、何しろここまでだいぶマツ事になりました。何気なく道端や海岸に生えている松も同じ松。ちょっと見る目が変わります。来年の今頃はどれくらいに成長しているのでしょうか。請うご期待!!!(石井)

ツールの季節


今年も暑い季節、ツール・ド・フランスの季節になりました。

一昨年、去年とドーピング問題でとんでもないことになりがっくりしてしまったのですが、やっぱり見てしまいます。
今年はプロローグのタイムトライアルがなく、いきなり第1ステージからでしたし、ボーナスタイムも付かなくなり今年のツールは面白くないのかなとも思いました。がしかし、第1ステージから目が離せない展開ばかりで、面白いのですよ。これだけの為にCS放送に加入してもお釣りが来そうな気分です。
21ステージ中10ステージが終わり、これからいよいよ後半ピレネー・アルプスの山岳ステージ始まります。目が離せません。(加藤)

街並みに


先日上棟式を行いました。敷地を初めて訪れた時、周辺にはほとんど何も建っていませんでした。現在は様々な工法と外観をもつ家が立ち並び、まるで展示場さながらです。敷地はそんな住宅外の端にあたり、真南に市街化調整区域(市街化を抑制する区域であり通常は建物が建てられません)を控える好条件。南側への眺望を最大限に活かすべく、また、若いご夫婦の家づくりへの意欲的な姿勢と柔軟な考えに良い刺激を受けながら、私達は最終的に、シンプルなプランニングとファサードで構成された漆喰と焼杉の家を提案・計画しました。まっさらだった土地に一年余りでつくり上げられてしまった街並み、そこに遅ればせながら竣工して加わるであろう家の姿を想像しながら現場に通っております。(青島)

建築に感動するとはどういうことでしょう

ルーマニアの建築紹介兼ねて建築について考えてみます。
今日はその1、感動するということとは?
私達の仕事のモチベーションはどんな場合でも高揚させる、感動させる建築を創りたい、という想いです。もちろん住機能をみたす、とか依頼者の要望や条件を十分満たすなどというのは自分に課す最低限のルールではあっても十分条件では無いのです。
そのような者が他所の建築をどう見ているのか旅先で見た建築を紹介しながら考えて見たいと思います。
感動する建築の条件はまずその建物、もしくはその関係施設、あるいは一群が周囲から際立たせる何らかの空気を創り出していないと始まらないきがします。

建築単体だけで屹立している例


建築とその周りに領域を設定する施設を巡らしてその領域内に独特の空間を創り出している例

一群がその周辺を際立たせている例

いずれも感動というかその建築を見てあるいはそこに居て高揚していました。(藤原)


昨年竣工した印西の家の1年点検に行ってきました。竣工時は木の外壁なので目立っていたのですが、久しぶりに訪れると木の濃い色が少しあせて家の廻りの植栽も増えたこともあり街の中にだいぶ馴染んでいました。家の中にも生活感が出たからか、家自体に命が宿ったという感じがしました。


  
竣工時、北側道路側の外構は建主さんが自分でされるということで土のままでの引き渡しでした。その後、休みの日にこつこつと石を敷いたり、植栽を植えたり楽しみながら自主施工されていました。独特の良い味があってとても好感のもてる雰囲気を持っていました。今後も少しずつ手を加えて変化していくのだと思います。(萩原)